泳ぎつづけなければ死んでしまう
回遊魚マグロは止まらない。止まると死ぬ。確実に死ぬ。そういうタイプが時々人間にもいて、もちろん若いときは4割ぐらいは誰でもマグロっぽい。それが30代半ばを過ぎると数がガクッと減り、40まで続くと、それは本物のマグロとなる。僕の周囲には60代のマグロもいる。どんなに成功しても満足できない。なぜなら、そんなものは目的ではないからだ。ただただ、身体が泳ぎ続けることを欲している。いや、身体の奥底から湧きあがってくるマグマのようなものに駆り立てられてゆく。それ以上でも、それ以下でもない。内面に自分でも始末に負えないほどの過剰さを抱えていたり、大いなる欠損を包み隠している人、それがマグロの正体で、そういう欠落を埋めようとしたり、過剰なものを猛獣使いのように飼い慣らしていくことが、原動力の正体だ。その過程で、動きは、才能とか表現力に姿を変えていく。もっとも、本人は、たいていそのことを自覚していないのだが。。。
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